喜多尾ボンタン礼子
ライオンの皮を着たロバとキツネ
油彩
10F (53 × 45.5cm)
2018年
売約済
イソップ寓話「ライオンの皮を着たロバとキツネ」の中に静物画を合わせた独創的な作品です。
「ライオンの皮を着たロバとキツネ」
ロバが、ライオンの皮をかぶって歩きまわり、動物たちを脅かしていました。
そのうちに、キツネが来たので「あいつもおどかしてやろう」と考えました。ところがキツネは、声を聞いて、すぐにロバの声だとわかりました。
「おあいにくさま。ぼくだって、おまえの鳴き声を聞いたことがなければ、震え上がっただろうけどね」
頭がからっぽの人でも、綺麗に着飾って、ふんぞり返っていると偉そうに見えますが、いったん話をし始めるとたちまち正体がばれてしまうものです。