喜多尾ボンタン礼子
ネズミをこわがるライオンとキツネ(イソップ寓話より)
油彩
8F (45.5 × 38cm)
2022年
¥616,000(税込)
イソップ寓話「ネズミをこわがるライオンとキツネ」の中に静物画を合わせた独創的な作品です。
「ネズミをこわがるライオンとキツネ」
ライオンが眠っていました。その体の上を一匹のネズミが走り抜けて行きました。
ライオンは目を覚まして、けしからぬことをしたやつはだれか、と辺りを見まわしました。
それを見ていたキツネが
「なんです、ライオンのくせに。ネズミをこわがるなんて、みっともない。」
とたしなめると、ライオンは「いや、ネズミがこわかったのではない。眠っているライオンの上を、走り抜けるような、大胆なやつがいるのに、驚いたのだよ。」と答えました。
この話は、賢い人は、どんな小さなことも、おろそかにしない、ということを示しています。